2020.08.17
パーキンソン病の運動症状である振戦についてお伝えします。
振戦とは、筋肉が収縮して、不随的(無意識)に振るえの症状です。
パーキンソン病の最も代表的な症状の1つになります。
★振るえの特徴★
①身体の力を抜いている時の安静時に現れる
②意識的に手足を動かしている時には振るえが止まる
③振るえを意識して止めようとするとさらに強く振るえる
④振るえはどちらか片方の手からはじまる
⑤1秒間に4回〜6回振るえる
⑥睡眠中は振るえがおさまるが、目が覚めると振るえが始まる
⑦親指と他の指で薬を丸めるような特有の動き(ピル・ローリング)
これらの症状は進行すると両手、足、ときには顎や唇にも現われる事があります。
次回:パーキンソン病について知ろう!! Part5 〜運動症状の筋固縮について〜
所長 林