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パーキンソン病について知ろう!! Part1 〜番外編〜 「介護の悪循環」 | 株式会社ゆきかぜ

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2020.02.15

パーキンソン病について知ろう!! Part1 〜番外編〜 「介護の悪循環」

category: 訪問看護 / 神経難病 

パーキンソン病について研修に参加してきました。
研修ではパーキンソン病の病態から症状、症状への対応策、リハビリ、自宅での生活の工夫など、知っている部分もあれば『へぇ〜!!』と恥ずかしながら初めて知る内容もありました。
今回は研修を通して私が感じた事・学んだことをお伝えしたいと思います。

パーキンソン病は運動障害などの身体的要因、意思や意欲低下などの心理的要因、物的環境や人体的環境などの環境要因から閉じこもりになってしまう恐れがあります。この閉じこもりは、家の中→居室の中→布団の中→自分の中(認知症)へと進行していきます。つまり、閉じこもりになれば、活動低下を招き、寝たきりの生活に繋がってしまうということです。

介護の悪循環】という言葉を知っていますか?
研修では、人手が足りないとか時間に余裕がないこと、利用者様のアセスメント不足が原因で、動きを待たずに抱え上げるという過介護から利用者様が持っている力を使えずに低活動となり、心身の機能低下を招き重度化してしまうというものです。

私たち含めケアをする側も閉じこもり・寝たきりを予防する為にパーキンソン病について知る必要がある、知っているであれば発信する必要があると感じ、このブログのシリーズ化を決めました。

もう1つ感じたことは日々のリハビリがとても大切であるということです。
これは運動障害に対してのリハビリは勿論です。それ以外にもパーキンソン病が進行すると嚥下障害や構音障害が出現するということです。皆さんもご存知の通り嚥下機能が低下すると誤嚥性肺炎のリスクが高まります。パーキンソン病の方の死因は肺炎」が40%と最も多く、次に「窒息」や「栄養障害」が続くと言われています。また、小声になったり、発音が不明瞭になることは、周囲とのコミュニケーションが徐々に失われ、意欲低下を招き閉じこもりに繋がってしまいます。パーキンソン病の運動障害に対するリハビリは初期から行われていますが、嚥下や言語に対するリハビリは症状が重くなってからの介入になっている印象があり、もう少し早くから予防的に介入できれば、食べられる期間を少しでも延ばすことができるのではないか、誤嚥性肺炎の予防や社会的参加も維持できるのではないかと感じました。

在宅での生活を支える立場として、利用者様・ご家族様はもちろんのこと、介護福祉に携わる多職種の方々とも共有し、パーキンソン病について一緒に理解を深めていければと思います。

次回予告:パーキンソン病について知ろう!!  Part2〜病態〜

 

はるかぜ豊田では2020年3月より念願の言語療法士(ST)が入職します。
これで看護師・理学療法士・作業療法士・言語療法士の全職種が揃います。
これからも利用者様・ご家族様の持っている力を最大限に活かしつつ、支えとなれるようスタッフ一同取り組んでいきたいと思っています。

所長 林

 

 

 

 

 

 

 

 

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