2016.05.01
2025年に向けて医療・介護の将来像が示されている「地域包括ケア」。
地域医療介護に従事する訪問看護ステーションとして地域包括ケアに対する取り組みを明確にする事は避けて通れず、この事業に取り組む事を決定して以来、ずっと考え続けてきたステーションの運営理念。
ひょんなところからそのヒントを得たのが、大学時代の同級生からのLINEの友だちリクエスト。プロフィール欄のひとことに「一隅を照らす」の文字。耳にした事はありましたが、その意味を深く掘り下げた事はありませんでした。天台宗の開祖、最澄の言葉で、「財宝やお金は国の宝ではなく、家庭や職場など、自分自身が置かれたその場所で、自分らしく努力し、光り輝くことのできる人こそ、何物にも代え難い貴い国の宝である。」との意味だそうです。
一人一人の個性を活かした経営を身上としてきただけに、この言葉は心に刺さりました。
専門職として仕事で関わる当ステーションのスタッフも、利用者さん患者さんも、医療介護の専門職さんも、全て地域の一員。そしてまたステーションの内部においても、スタッフ一人一人の個性を活かすスタイルの自分自身のポリシーとも完全に合致します。ステーションの運営理念を超えて、新たなステージに入った会社全体の経営理念として迷わず取り込む事にしました。
写真はステーションの中に飾っている書です。揮毫は当ステーションの所長の林です。