2020.03.02
これまで多くの利用者様に携わり、高齢者は特に誤嚥性肺炎を起こしやすく、繰り返すものだと感じました。誤嚥性肺炎がきっかけで口から食べることができなくなり、栄養を補う手段として胃瘻や点滴を選択された方が何人もみえます。中には楽しみ程度でも良いので口から食べさせてあげたいと願う方もいらっしゃいました。胃瘻や点滴が決して悪い選択だとは思いません。ただ、その選択が少しでも先に伸ばせたら、口から食べることを少しでも守りたいと思い、看護師でも嚥下訓練や発声訓練にも取り組んできましたが、やはり言語聴覚士という専門職の力が必要だと思い、会社に懇願しました。
そして、ついに…………….
待ちに待った言語聴覚士(ST)が3月より、私たちの仲間になってくれましたので紹介します。
〜自己紹介〜
初めまして。3月よりはるかぜ豊田に入職となりました、言語聴覚士の佐藤裕美です。
この豊田市で生まれ育ち、音楽大学を卒業後、専門学校で2年間学び言語聴覚士となりました。
新卒で名古屋の回復期病院に入職し3年間働いておりましたが、目の前の患者様が病院を退院した後、ご自宅でどのように過ごされていくのかということに興味を持ち、退職後は在宅の道へ進みました。
ふたつ目の職場となった訪問看護の事業所では言語聴覚士の立ち上げとして入職し、途中産休育休を経て4年間務めましたが、在宅支援の幅広さや奥深さを身に染みて感じた4年間でした。
今回、大好きな地元豊田市で再び言語聴覚士立ち上げの機会を頂き、言語聴覚士として地元に戻り、地域貢献できることを大変嬉しく感じております。まだまだ在宅の言語聴覚士が少ない地域ではありますが、豊田市がお年寄りから子どもたちまで幅広い世代により良い在宅医療を提供できる地域であり続けるよう、私自身も利用者様やご家族様、他職種の皆様から多くを学び邁進して参ります。
どうぞ宜しくお願い致します。
はるかぜでは看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、全職種で利用者様・ご家族様を支えていきます。
所長 林