2020.12.21
2ヶ月ぶりの更新になります。 今日はパーキンソン病の方が得意とする機能についてお伝えします。
パーキンソン病の方は、歩行する際にすくみ足になってしまったりする事があるのは前回もお伝えしたと思いますが、得意な動作もあります。
私も訪問している時にもよく目にするのですが、何もないところでは足が止まってしまうのに階段ならのぼれたり、障害物がある方が容易に乗り越えられたりというようなことが少なくありません。
そこで、得意な動作を活かしたリハビリがあるので紹介します。 階段をのぼる能力を上手く利用し、階段に似た状態をつくる訓練方法(パーキンソンロード)です。
①家の廊下などにカラーテープを階段と同じかやや広めの25cm幅くらいの間隔でテープを貼ります。
②テープとテープの間に足を出し入れしていくことで、歩く機能の回復につなげていく訓練になります。
平坦な場所での歩行が難しくなっている姿をみると、玄関前の段差をなくしてスロープにしてあげようと考える方も中にはいます。 もちろん個人差はあるとは思いますが、パーキンソン病の方にとって、スロープよりも段差があった方が良い場合もあるので頭の片隅に入れておいてもらえると良いと思います。
このようにパーキンソン病について誤解をしないよう私たちも理解を深めなければなりません。
次回 パーキンソン病について知ろう!! Part7 〜非運動症状について〜